マンション買取
マンション買取とは?
不動産会社が直接マンションを買い取り、リフォームなどを行い費用を上乗せして転売することを目的としています。買取の場合、不動産会社が直接買い取ってくれるのですぐに売買契約を結ぶことができます。何らかの事情によって不動産をすぐに売らなければいけない人におすすめの売却方法です。
メリット
すぐに売却して現金化できる
契約不適合責任が免責になる
内覧の手間がかからない
リフォームや修繕が必要ない
仲介手数料がかからない
訳あり物件でも売却できることが多い
近所に知られずに売却できる
デメリット
売却額が仲介相場より安くなる
価格を交渉しにくい
すぐに引越しが必要になる
買取に対応していないマンションもある
悪質な買取業者に注意
買取の査定
不動産会社は買取業者だけではなく仲介業者も多数あるので買取を専門としているところを探しましょう。また、複数の会社に査定してもらうことをおすすめします。買取が決まればあっという間に売却になってしまうので気になる点があれば査定依頼の際に聞いてみることも大切です。査定は実際に訪問し、部屋の広さ、エントランス、周辺環境を確認する訪問査定を行います。
売買内容の確認
買取をしてもらう不動産会社を決めたら売買契約の内容を決めていきます。売却価格だけではなく、引き渡し日、どのような状態で渡すのか、不用品は残してもいいのか、諸費用はいくらかどちらが支払うのかなど細かいところまで決めていきます。買取業者と売主でそれぞれ合意が取れれば売買契約書を買取業者が作成します。
売買契約を結ぶ
売買契約書が完成したら買取業者と売買契約を結びます。売買契約書に署名をし収入印紙を売買契約書に貼ります。売買契約を結んだ当日に手付金として売却金額の10%をもらいます。
引き渡し
引き渡し当日は売買契約書に記載のある通りの状態にしてマンションの鍵などを買取業者に渡します。部屋を引き渡すだけではなく、売却金額の残りのお金をもらったり、マンションの名義変更を売主から買主へ変更します。名義変更は多くの場合司法書士が代理でやってくれるので、事前に通知される必要書類などを準備しておくだけで大丈夫です。
確定申告
マンション売却の際に、購入金額よりも売却金額が上回った場合には利益を得たとして譲渡所得税が発生します。買取の場合は相場の7割位の価格での取引になりますが、マンションの価格は年々上がっているのでマンションによっては譲渡所得税が発生する場合もあります。マンションを売却した年の翌年2月16日~3月15日までです。上半期に売却を行うと確定申告までに期間が空いてしまい忘れてしまうこともあるので注意が必要です。